借金総額510万円を任意整理で解決した事例
* 事案の負債額、返済額につきましては、分かりやすくするために揃えた数字にしています。
1 ご相談者の債務状況
債権者数:4社
借金総額:510万円
月々の返済額は合計:13万円
2 ご相談者が相談にお越しになるまでの経緯
借金を重ねているうちに、気づいたら借金額が500万円を超えていました。
毎月、返済後すぐに借入をして生活をするようになってしまい、また、元金がなかなか減らないので、当事務所にお越しになりました。
3 当事務所の対応
ご依頼者が任意整理を希望していましたので、支払可能か否かを判断しました。
月9万円を支払えるとのことでしたので、任意整理で解決できる見込みがあると判断しました。
各債権者に60回分割を申込み、各債権者はその内容に応じてくれたので、無事、任意整理が成立しました。
4 結果
月々返済額の合計が約8万5000円になりました。
また、任意整理前と異なり、支払期間中の利息を免除してもらっているので、支払額全額が元本に充当されます。
任意整理がまとまった結果、以下のようになりました。
月々の返済額:13万円 → 約8万5000円
利息:年15%など → 0%
5 コメント
元金が高額で利息の利率が高いと、なかなか借金は減りません。
本件で任意整理をする前は(仮に全部の契約の利息の金利が年15%であるとする)、毎月利息が合計約6万3000円(月々の利息の計算 510万円×15%(年利)÷12ヶ月=約6万3000円)発生するため、月々6万3000円を支払い続けても、そのお金はすべて利息に充当されるだけで、元金が一切減りません。
借入金が高額になり利息の利率が高いと、月々に発生する利息が高額になります。
そして、月々の返済金はまず利息に充当されるので、月々返済金の大部分が利息に充当されてしまいます。だから、月々返済をしても、なかなか元金が減らず借金が減らないのです。
しかし、任意整理がうまくいくと、元金が減らない事案でも、任意整理後は返済中の利息の利率が0%になります。
そうすると、任意整理後は毎月の返済金がすべて元金に充当されるので、支払総額は相当減ります。
月々の返済が困難と思ったら、弁護士に相談することをおすすめします。
月々の返済ができなくなりそうな方は、当事務所までご相談下さい。
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