FX取引による借金が個人再生で約1200万円減額した事例
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*事案の負債額、返済額につきましては、分かりやすくするために揃えた数字にしています。
1.ご相談者の負債状況
借入は16社負債総額が1500万円
2.ご相談者の希望
負債総額が1500万円を超え、月々の返済が苦しくなったので、何とか負債整理をしたいという希望でした。
3.当事務所の対応
借入れた金銭の使い道を確認したところ、概ねFX取引による損失でした。
海外のFX取引の取扱会社はレバレッジを高く設定できたので、為替が少し変動しただけでも多額の証拠金を失い、負債額が膨れあがったとのことでした。
自己破産を申し立てしても、投機的取引によって生じた負債額が多額であることから免責不許可事由が著しいと判断され、免責決定が為されない可能性があることから、個人再生の申立を検討しました。
16社に対する借入債務への返済額を除いて、ご相談者の収入と支出を検討した結果、個人再生を申し立てすれば、減額された負債を返済できると判断し、個人再生を申し立てました。
4.結果
一部の債権者から不同意の意見が提出されたものの、個人再生がうまくいった結果、以下のようになりました。
16社の負債について
負債総額1500万円→300万円
(負債総額が1200万円減りました。)
返済期間中の利息
全額免除
返済方法
この300万円を5年間で返済することになりましたので、月5万円を返済するだけになりました。
個人再生がうまくいった結果、今まで借りていました16社に対する月々の返済額が合計5万円になり、月々の返済が大幅に楽になりました。
本件のように免責不許可事由があっても、個人再生によって借金問題を解決することができる事案があります。
借金の原因がFXのような投機的取引の場合や飲み代・キャバクラ代・競馬・パチンコ・スロット等の浪費の場合であっても、まずは、当事務所までご相談下さい。
自己破産によって解決することが困難な事案であっても、個人再生によって借金問題が解決出来る事案があります。
借金問題でお困りの方は、当事務所までご相談下さい。
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弁護士 辻井 康喜

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